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2021.02.26

PRP療法(血小板療法)を行っております

PRP(多血小板血漿;Platelet-Rich Plasma)とは

血液内の血小板の中にある、組織の修復を促す成長因子を取り出し濃縮させ、傷んだ組織に注射することで、組織の修復や関節炎の症状軽減を促進する再生医療の治療です。

 

PRP療法の適用疾患

変形性膝関節症(OA)、上腕骨外上顆炎(テニス肘)、アキレス腱炎、膝蓋靭帯炎、足底腱膜炎、筋損傷(肉離れ)など。そのほか様々な疾患への応用が検討されています。

治療の流れ
・初回診察
PRP治療日程確認、内服薬調整などをします。定期内服をしている患者様は、薬によって一時的に中止が必要な場合がございます。またPRP療法以外の治療から始めていくこともございます。

・診察、採血
約50ml採血します。採血した血液は血液加工会社に送ります。血液は感染症検査の後、成長因子を濃縮し、3週間後に当院に届きます。

・3週間後~半年以内→患部に注射
濃縮された成長因子を患部に注射にて注入します。注射時には穿刺時の痛みが伴います。
注射後は一般的に1週間~6か月で組織修復が起こり、治療後2週間~3か月に効果の出現が期待できます。治療当日の注意点は下記ご参照ください。また症状にもよりますが、注射後はサポーター等をつけていただく場合もございます。

・その後の治療

また注射回数に関して特別な決まりはありません。対象疾患や症状に応じて1~3回注射可能ですが、前回注射後から1か月以上空ける必要があります。

治療当日~その後の注意点
・ 治療当日の激しい運動や飲酒、マッサージなど治療部位に刺激が加わるようなことはお控えください。
・治療当日は治療部位の感染を防ぐため、投与部位を浴槽につけないようご注意ください。なお治療翌日からは浴槽につけていただいて大丈夫です。
・投与後、数日間は血流の良くなる活動(長時間の入浴、サウナ、運動、飲酒など)を行うことで、治療に伴う痛みが強くなる場合があります。ただし、痛みは治療効果に影響しません。
・スポーツ復帰に関しては、最低1か月かかります。部位にもよりますが、注射後、体の自然治癒過程を活性化させ、治癒・自己再生を促す必要があるためです。その間はできるだけ患部を動かすことは避け、できればサポーターなどで保護しておくことをお勧めします。

・ 違和感や不具合が生じた場合は、自己判断での処置や他院で治療するのではなく、診療時間内に当クリニックにご連絡ください。
・ この他、もしも何らかの不調や気になる症状がみられた時は、当院までご連絡ください。

治療にかかる費用
この治療は公的保険の対象ではありません。当院所定の施術料がかかります。
施術料…PRP治療1回 150,000円(税込)

PRP療法のメリット・デメリット
メリット
・自己血液を使うために安全性も高く、アレルギーが起こりにくいです。
・手術に比べて侵襲の少ない治療となります。
・日帰りでの処置が可能です。
・体の負担や侵襲が少ない治療のため、治療痕が残りにくいです。
・超急性期、急性期、亜急性期、慢性期のどのタイミングでも受けることができる。
・筋、腱、靭帯など運動器の大半に対して治療を行うことが可能である。

デメリット
・自由診療のため社会保険や国民健康保険など公的医療保険の適用を受けることができず、患者さんの治療費の負担が増えます。
・ ご自身の血液を使用するため体調や年齢などに左右され、場合によっては安定した効果が出にくいことがあります。(治療効果・効果の持続期間には個人差があります)
・ 投与箇所、採血部に数日間、感染症や炎症(痛み、熱感、赤み、腫れ)を伴う場合があります。(腫れは治療部位によっては1週間程度続くこともあります)
・注射部位に、硬さ・しこりが残ることがあります。
・ 採血部位・治療部位に皮下出血が起こる場合があります。1週間程度、注射部位が黄色や紫になります。

PRP療法が受けられない方
がんで治療中の方、活動性炎症疾患(リウマチ、膠原病など)で治療中の方、重篤な合併症(心疾患、肺疾患、肝疾患、腎疾患、出血傾向、コントロール不良な糖尿病・高血圧など)を有する方、薬剤過敏症の既往歴のある方。また1カ月以内に本治療を受けたことのある方はできかねます。ご了承ください。