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肺炎球菌ワクチンについて

[2021.11.04]
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス、プレベナー)

 

効果:肺炎球菌ワクチンは肺炎球菌によっておこる肺炎を防ぐ効果があり、日本呼吸器学会のガイドラインでも“強く推奨”されています。すべての肺炎を防ぐということではありませんが、高齢者の市中肺炎では肺炎球菌が原因として最も多く、重症化しやすいことが知られています。 対象:①65歳以上の高齢者、②心筋梗塞や狭心症などの心臓の病気、喘息やCOPD(肺気腫)などの呼吸器の病気、糖尿病、腎臓の病気などの持病を持っている方、脾臓摘出を受けた方 費用:ニューモバックス税込7,500円、プレベナー税込11,000円(必ず事前予約をお願い致します。) 副作用:発赤 、 腫脹 、 疼痛 、 熱感 、 倦怠感 、 違和感 、 悪寒 、 ほてり 、 筋肉痛 、 硬結 、 そう痒感 ニューモバックス(PPSV23)とプレべナー(PCV13)の違いについて 肺炎球菌は90種類以上に分類されますが、その中でも肺炎を起こしやすいものに対してワクチンが作られています。ニューモバックスは23種類、プレベナーは13種類の肺炎球菌に対して効果があります。ニューモバックスは効果が短いため5年おきに再度接種が必要ですが、プレベナーは1回の接種で済みます。 基本的に国内ではニューモバックスの接種が65歳以降5年おきに投与することが定期接種として推奨されておりますが、免疫力をより高めるためプレベナーを先に接種し、半年~1年後にニューモバックスを打つことが推奨されます。 現在ニューモバックスの定期接種をされている方でも、最終接種から1年経過していればプレベナーの接種が可能ですのでご検討ください。 また、どちらか一方であれば、ニューモバックスの5年おきの接種の方が有効です。

 

両方接種する場合は下記の接種スケジュールをご確認ください。 https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/o65haienV/o65haienV_policy2019-2023.pdf
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