痛風
[2020.02.07]
今月のテーマは「痛風」です。
痛風のカギになるのは尿酸です。
尿酸は健康診断の採血でも出てくる数値です🏣
痛風になっていない方も、ご自身の結果を見ながら読んでくださいね👩🎓📜
痛風とは
体内に尿酸がたまり結晶になって関節炎を引き起こし、
激しい痛みを伴う症状の疾患です😱
尿酸値は7㎎以上で症状が出てくると言われ、
尿酸値が高くなるほどリスクは高くなります🤪
症状 痛風の症状は痛風発作といって、ある日突然現れます。 足の親指の付け根、足の甲、アキレス腱、踵、膝、手、肘 などの関節が赤く大きく腫れ上がり、耐えられないほどの痛みが起きます。 😢💔 治療 「痛み止め」「尿酸値を下げる」の2つが大切です。 発作時の治療は「痛み止め」がメインになります。 鎮痛薬に加え、患部の炎症が収まるよう冷やすことも大切になります。 発作後の治療は「尿酸値を下げる」治療になります。 ここで、痛風発作時に尿酸値を下げなくて良いのか🤷♀️ と思う方もいるかと思います。
ですが発作時に一気に尿酸値を下げてしまうと、 関節に溜まっていた尿酸の結晶が一気に溶け出して 再度痛みが出ることがあります。😢 尿酸値を下げるには、薬を少量から飲み始め、 徐々に投与量を増やしていく必要があります。😊↗
治療の目標は尿酸値6㎎/dl以下です。 また6㎎/dl以下を継続していけるよう、 毎日の内服治療と2,3か月に一回の継続的な血液検査が必要になります💉✨
🤷♀️❓❓尿酸値が下がってもずっと薬を飲み続けるの? と思った方もいるかもしれません。 👩🎓✏尿酸値が下がった状態をキープすることで、 すでに関節に溜まっている尿酸を少しずつ体外に排出していけるのです😤 よって、尿酸値が下がってからも当面内服薬治療は継続していく必要があります🏣💊
また、「発作が出たときに薬を飲む」、 「お酒を飲んだ日に尿酸の薬を飲めば、尿酸値が上がらない」 と勘違いしている患者さんが多数いらっしゃいますが、 これは大きな間違いです!❌❌
「発作時の治療」でお話しした通り、急激に尿酸値を下げることで痛風発作の再発リスクは上がります。 毎日のお薬を継続して飲むようにしていきましょう👩🏭💊✨✨ また日常でできる痛風治療、予防として、「食事」があります。🍻❌ 次回、痛風の食事に関して紹介していきます!